2013年11月29日金曜日

パートナー団体訪問記⑤

こんにちは。ボランティアの山下です。

3回目のパートナー団体訪問を行いましたのでご報告します。

(いこいの家創設者の方)

今回は「いこいの家」にうかがいました。
「いこいの家」はホームレスの人が日中休憩できる施設です。
シャワーを浴びたり、洗濯もできます。
また週に一度食事も無料提供しています。

訪問した日は30人くらいの方がいらっしゃいました。

将棋をしたり、テレビを見たり、食事をしたり、皆さん大変くつろいでいるのが印象的でした。

ホームレス支援の団体を始めて見学し、大変勉強になりました。

これからもセカンドハーベストでの活動を通して「いこいの家」を始めとする
生活困窮者支援団体にお役に立ちたいと思いました。

2013年11月21日木曜日

ニュートン高等専修学校生様より寄付頂きました。

こんにちは、事務局の山内です。

本日(11月21日)、ニュートン高等専修学校生徒会の皆様に、
学園祭で集まった募金を届けていただきました。

(先生と生徒会の方々から寄付を受け取る2HNスタッフ)

ニュートン高等専修学校様との繋がりは、これで4年目です。
毎年学園祭で寄付を募っていただき、届けていただいております。


せっかく事務所までお越しいただいたので、
生徒会の皆さんへ2HNがニュースで取り上げられた映像をや倉庫の様子をご覧いただき、
日本の食品ロスや生活困窮者の現状についてのお話をしました。

「テレビやインターネットでなんとなく知っていましたが、実際見るとスゴイですね!もったいないです。」

と、とても熱心に聞いてくださいました。

このように食品ロス・生活に困っている人の現状について知っていただきつつ、
継続して支援くださることに感謝致します。

「国際ソロプチミスト名古屋ー中」様よりごはん応援箱を届けていただきました。

本日(11月21日)、国際ソロプチミスト名古屋ー中様より、
ごはん応援箱を届けていただきました。

(届けていただいた時の様子)

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ごはん応援箱とは・・・

セカンドハーベスト名古屋(2HN)が行っている東日本大震災被災者、
原発被害者の方々への支援活動です。
支援者の方々に手紙を添えた食品の詰合せを作っていただき、
それを2HNが現地自治体やNPOなどを通じて、東日本大震災被災者、
原発被害者の方々へお届けします。
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国際ソロプチミストとは・・・

管理職、専門職についている女性の世界的組織で、
人権と女性の地位を高める奉仕活動をしている団体です。
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当団体の行っているフードバンクは、食べられるにも関わらず捨てられる食品を、
ホームレス支援団体や各種支援団体を通じて必要とする方々へお届けする活動です。

いわゆる「食べ物のつなぎ役」です。

この「ごはん応援箱」の活動でも、

愛知県でつくられた食品の詰合せを被災地へつなぐことと共に、

愛知県にお住まいの支援者の方々の「まだ忘れていません!」「愛知県からも応援しています!」

そういった気持ちをつなげる役割を担いたいと考えています。

(事務局:山内)

2013年11月19日火曜日

若園ひでこ町会議員呼びかけによる「ごはん応援箱」をお届けしました。

11月12日(金)、愛知郡東郷町の若園ひでこ町議会議員の呼びかけにより、
東郷町やその周辺にお住まいの支援者の方々につくっていただいた
「ごはん応援箱」28箱を、福島県双葉郡葛尾(かつらお)村の方々へお届けしました。

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ごはん応援箱とは・・・

セカンドハーベスト名古屋(2HN)が行っている東日本大震災被災者、
原発被害者の方々への支援活動です。
支援者の方々に手紙を添えた食品の詰合せを作っていただき、
それを2HNが現地自治体やNPOなどを通じて、東日本大震災被災者、
原発被害者の方々へお届けします。
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(集まったごはん応援箱と若園議員(左)と本岡事務局長(右))


葛尾村は人口1,510人の山村で、村内全域が警戒区域又は計画的避難区域に指定されており、
全員避難生活をされています。
多くは同じ福島県内の三春町にて仮設や借上げ住宅にお住まいです。

(ウィキペディアより引用・一部編集)

原発事故から2年以上が経過しましたが、この活動を通じて

「まだ忘れていません!」「愛知県からも応援しています!」

そういった気持ちを届けられたらと思います。

今回の呼びかけを企画してくださった若園さんならびに支援者の方々に感謝申し上げます。

(事務局:山内)

2013年11月18日月曜日

パートナー団体訪問記③④


こんにちは、ボランティアの水野です。

2回目のパートナー団体訪問を行いましたのでご報告します。

今回は「名古屋マック」と「しらゆり荘」にうかがいました。


「名古屋マック」は“アルコール依存症”という病気から回復するために
酒をやめたい人達が通所する施設です。



(名古屋マック玄関にて施設長さん)

日本では38年前にアルコール依存症を患った神父達が始めた活動で、
現在全国に18箇所あり、「名古屋マック」は28年目になるそうです。


カトリック教会の敷地内にある平屋建ての一軒家に、回復を目指す“仲間”が集い、
ミーティングを中心とした回復のためのプログラムを実践して、飲まずに生きることを学んでいます。


回復には2年は必要で、途中でドロップアウトする人も多いそうです。

現在、通所者は12~13名、回復した修了者がスタッフとして4名ほど関わってみえます。
経験の分かち合いが回復には大きな力になるようです。


ちょうど昼食時にかかったので、一緒にいただきました。

メニューはクリームシチューとサラダ・デザートで、
シチューのじゃがいも・にんじんとサラダにかけるドレッシングはセカンドハーベストからの提供品でした。



調理担当の方(彼も通所者です)によると、

「いただいた物は工夫して使うので、何でもうれしいです」
「野菜は量が多いと困るときがある」
「酒を断っていると口さびしいので、つまめる甘いものや飲み物があると助かる」
「材料にアルコール分が入っているものは気をつけて使わないようにしている」とのことでした。







(昼食)






(台所) 

食後は6名くらいでミーティングをしてみえました。


(ミーティングの部屋)

いただいた機関紙に「マック食堂よりお願い」という記事があり、
アルコールに依存している間は「食」への興味・関心をなくしていたのが、
依存から回復していくにつれ「食べること」を楽しめるようになり、
ひいては「生きることを楽しむ」ことにつながるという旨の記載がありました。

私達が提供する食品がその大切な「食」を支える一助になっていればとうれしく思いました。



 
母子生活支援施設「しらゆり荘」は、児童福祉法に基づき
18歳未満の子とその母親を保護して自立を支援する施設です。
愛知母子福祉会館に併設されており、定員は20世帯です。

居室はバス・トイレ付の2DKで、調理は各家庭で行います。
うかがった火曜日は、ちょうどセカンドハーベストから食料提供のある日でした。

寮の入り口付近に野菜や他の食料品がきれいに並べられて、
各世帯ごとに決められた量を持ち帰るようになっていました。

野菜は、業務員さんがあらかじめ傷んだ部分があった場合取り除き、
量が多いときは漬物などにして配り直すなどされています。

また自立して退所した家庭へも提供することがあるそうです。

クリスマス会や新入学祝いなどのイベントで配れる
お菓子や飲み物の提供があるとうれしいとのことでした。



(並べられた食料品) 

 
母子福祉会館には母子福祉センターがあり、
電話・面接相談、就業支援講習会(パソコン技術、医療事務、経理事務、ヘルパー2級)、
職業紹介などが行われ、母親の自立を支援しています。


(相談室)


 

(無料職業紹介所)

今回の訪問で、しらゆり荘の状況だけでなく、
それを支援する母子福祉センターの活動も知ることができました。

しらゆり荘の業務員さんが提供された野菜等に極細やかな気遣いをしてくださっていることに感謝です。

2013年11月15日金曜日

第1回フードバンク勉強会を開催しました!

こんにちは、事務局の山内です。

11月15日(金)18:30から、名古屋駅にあるウインクあいちにて
「第1回フードバンク勉強会」を開催しました。


(会場の様子①)


48名定員の会場にて47名の方にご参加いただきました。
なお、それ以外に2HNボランティアの方など関係者7名もいたので・・・

会場は人でいっぱい、熱気に包まれていました!



(会場の様子②)


前半のプレゼンテーションでは、先日東海テレビにて当団体が紹介された映像を見ていただき、
私から「フードバンクとは?」というタイトルのお話をしました。

後半の交流会ではパートナー団体(当団体から食品をお渡ししている団体)の方3名と、
2HNボランティアの方1名を中心とした4つのグループに分かれ、

「フードバンクからの食品をどのように使っているのか?」
「フードバンクの普段の活動は?」
「10年度のフードバンクはどうなっているか?」

のテーマについて話し合いました。

参加された皆さんはとても意識が高く、一度話し出すと止まらない方が多く、
司会として「時間が・・・」と内心焦っていました・・。


勉強会終了後には、私のところまで来ていただき

「とても勉強になりました♪」

「参加して良かったです!知り合いにも是非この活動を紹介します!」

「ボランティアに参加したいです。」

から

「もったいない、食品ロスという事に興味があり参加しましたが・・・
生活に困っている方々を支援をされている人の話を聞くことで、

フードバンクは食品ロスを有効に活用するだけの活動ではなく、
”食をつなぐ命をつなぐという意味合いも含む、広がりのある活動だと感じました!」

など、仰っていただきとても嬉しかったです。


ただ、あまりの人の熱気に「会場が暑かったです・・・。」という感想もいただきました。


皆様からいただいたご意見は、今後の活動に活かしていきたいと思います。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。
また、今回残念ながら参加できなかった方は、是非次回ご参加ください!

2013年11月7日木曜日

パートナー団体訪問記②

こんにちは、ボランティアの水野です。

今回は「パートナー団体訪問記」の第一弾として「ヒューマンサポート・あいち」と
「からし種の家」にうかがいましたので、私は「ヒューマンサポート・あいち」をご紹介します。

2団体はいずれも”無料低額宿泊所”
(社会福祉法に基づき、路上生活者らの自立支援などを目的に
無料または低額な費用で住まいや食事を提供する施設)を運営されています。

(玄関前で代表の今田さん)


「ヒューマンサポート・あいち」が運営する「セントラル寮」は2011年11月11日に開設されました。
名古屋駅西口から徒歩1~2分、近くには家電量販店や飲食店・小売店が並ぶ
にぎやかな通りにある6階建てのビルです。

あえてこの場所にしたのは、ハローワークが徒歩圏内にあり、
職探しに便利なことが大きいそうです。

この日も職探しから戻った利用者さんが今田さんに状況を聞いてもらってみえました。
こうしたサポートも大切なこととして行われています。

(居室)

(大浴場)


以前はビジネスホテルだったそうで、改装もされており施設は充実しています。
入浴は毎日可能です。

現在、55室稼動、さらに写真の居室6室を申請中で計61室になる予定だそうです。
利用者の平均年齢は50歳、男性のみです。

(食堂)

(調理担当の木下さんと今田さん)


うかがった時は、ちょうど昼食の時間帯で利用者さんが入れ替わり食事にみえてました。
メニューはセルフのうどんでしたが、仲間と話しながら麺を温めたり具をのせるなど、
なごやかな雰囲気でした。

土日祝日以外は3食提供されています。

あいにく前日の月曜日が祝日でセカンドハーベスト名古屋での野菜等の引き取りがなったため、
実際の活用状況は見られなくて残念でした。


今田さんによると

「月曜日にいただく野菜は木曜日くらいまでは使うことができて、とても助かっている」

「もらった食材にあわせてメニューを決めるので、利用者にあらかじめ示したりはしていない」

「クリスマス・お正月などにちょっとしたプレゼント用のお菓子等があると助かる」とのことでした。


今回の訪問で、私は無料低額宿泊所という形でのホームレス支援の一端を知り、
そこでもセカンドハーベストからの提供品が活用されていることを確かめることができました。


屋根の下にベッドと暖かい食事があるという安心感が、利用者さんの食堂での様子から伝わってきました。

2013年11月6日水曜日

パートナー団体訪問記①

こんにちは、ボランティアの山下です。

今日は我々が食品を提供しているNPO法人からし種さんを訪問させていただきました。



(からし種スタッフの方々)

からし種さんは無料低額宿泊所を経営しています。
スタッフの方、入所されている皆さん明るくとてもよい雰囲気でした。

キッチンに我々が提供させていただいたと思われる食材がありました。
我々の活動がからし種さんのお役にたっていることが実感できてうれしかったです。

2013年11月5日火曜日

パートナー団体訪問記始めました。

こんにちは、事務局の山内です。

この度「パートナー団体訪問記」を始めます!

2HNは2012年度152の施設・団体、15,000人へ食品をお渡ししました。

外国人支援団体・ホームレス支援団体・母子生活支援施設・児童養護施設など様々な種類があり、
その数だけ私たちがお渡しした食品の使い方があります。

(外国人支援団体の方へ食品をお渡しした際の様子)


(あるホームレス支援団体の方へ食品をお渡しした際の様子)


施設の給食に使っているところ、直接生活に困った方へ届けているところなど・・・

これらの団体を2HNボランティアの方々へ訪問していただき、
その様子を写真と文章でご紹介します。

「へぇ~そういった団体へも渡しているのか!」

「なるほど、そういった工夫で食品が有効につかえるのか!」

など、2HNのこと、フードバンクのことがまた違った角度から
ご理解いただけると思います。

お楽しみに!