2016年7月29日金曜日

災害備蓄用食品の寄付件数の傾向

こんにちは、事務局の森です。

最近、2HNへ企業から備蓄品の提供についての問い合わせが増えています。
調べてみたところ、去年と今年の6~7月の実績を比較すると、
備蓄品を提供いただいた企業数が今年は約3倍に増えていました。

なぜ、今備蓄品の提供が増えているのかというと、
大きな理由の一つは、東日本大震災から5年目のタイミングだからと考えています。

というのも、備蓄品は賞味期限が5年のものが多くあります。
そのため、東日本大震災を契機に準備をした備蓄食品が、
ちょうど2016年の今の時期に賞味期限を迎える頃となっています。

しかし、賞味期限が過ぎた備蓄品の多くは、そのまま廃棄されている実態があります。
先日の毎日新聞の調査で、全国47都道府県と20政令市にアンケートをとった結果、
過去5年の総廃棄量は全備蓄量の4分の1に当たる176万食に上ったそうです。
(参考:毎日新聞http://mainichi.jp/articles/20160325/k00/00m/040/137000c

もし、企業・家庭で備蓄品を管理しており、賞味期限が間近になってきたものがあれば、
廃棄するのではなく、ぜひフードバンクへの寄付をご検討ください。
ご連絡先は、こちらです!


備蓄品提供に関して、よくあるご質問を下記にまとめました。
検討中の方は、ご参考にしてください!

Q:どのような食品が寄贈の対象となりますか?
A:アルファ米、缶詰パン、おかず缶詰等の食品や保存水などの飲料を取り扱っています。

Q:賞味期限はどれくらい残っているものを引き受けてもらえますか?
A:原則、3カ月以上でお願いしていますが、それ以下のものでも、数量や品目によっては、
受け入れることが可能なので、ご相談ください。

Q:提供した食品はどのように利用しますか?
A:ホームレス支援団体や、児童養護施設・障がい者施設などの福祉施設の他、
生活に困っている個人世帯にお届けしています。
災害備蓄品は、特に電気・ガス・水道のライフラインがない状況の方や、
調理が得意でない方に喜ばれています。