2016年4月28日木曜日

ゴールデンウイーク期間中の休みについて

平成28年4月29日(土)~5月1日(日)、5月3日(火)~5月5日(木)は活動をお休みします。

5月2日(月)、6日(金)は通常通り活動しております。

2016年4月21日木曜日

パートナー団体訪問記11 - NPO法人・てとりん

こんにちは、事務局の森です。

今回は、NPO法人・てとりんが営む家族介護者支援センター・てとりんハウス
(愛知県春日井市)に訪問させていただきました。

(てとりんハウス外観)

てとりんは、平成22年に家族介護者と介護の経験者4人で発足し、
多様かつ深刻な問題に直面している家族介護者の支援を行っているめずらしい団体です。
平成26年からは、家族介護者の支援を専門に行う常設の拠点、「てとりんハウス」を開設して、
①ケアラー&認知症カフェと②暮らしと介護の情報コーナーを運営しています。

(カフェスペース)

(介護と暮らしの情報コーナー)

カフェでは、モーニングを7:30~11:00、ランチを11:30~14:00まで提供されているとのこと。
お伺いしたのはお昼時の12時前にも関わらず、
すでに10名程度のお客様がカフェでお食事を楽しまれていました。

その日のランチメニューは、鯖の味噌煮と鶏のから揚げの2種類。
500円にも関わらずボリュームがあり、副菜も複数そろっていて、
味も内容も大満足でした。

(ランチのから揚げ定食)

家族で介護を行っていると、食卓には低カロリーの食事が並びがちのため、
揚げ物もメニューに意識的に組み込んでいるようです。
そういった経験者ならではの配慮が、利用者の方にも喜ばれているようでした。

セカンドハーベスト名古屋からは、調味料や調理素材を提供しており、
カフェの食事などに利用いただいています。

なお、てとりんハウスでは、定期的に医師や薬剤師、ケアマネージャーによる相談会や、
歌声カフェ等を開催されていて、介護者の方を様々な角度からサポートされているのが伝わってきました。

「外では話しにくいような介護の悩みも、てとりんハウスでは相談ができて心が軽くなる」
といったような、利用者の声もあるそうです。

家族介護はこれまで家庭内の問題とされてしまうことが多く、
内に閉じこもってしまう傾向がありましたが、
こういった家族介護者をサポートする場は今後ますます重要になるのではないかと感じました。

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・法人名:NPO法人てとりん
・活動拠点:家族介護者支援センター・てとりんハウス
・住所:愛知県春日井市篠木町2-1281-1 ポプラハウス2C
・HP:http://tetorin.jimdo.com/

2016年4月18日月曜日

熊本地震における2HNの活動

セカンドハーベスト名古屋では、今回の熊本地震支援のため
まず全国のフードバンク団体と連携して倉庫内ストックから
現地支援団体が必要とする食品を届ける予定です。

また、名古屋を中心に活動する被災地支援団体とも連携していく予定です。

>食品寄付をお考えの方(個人)
  今だ物流網が復旧しないため、個人で直接現地を送るのは控えてください。
  2HNでも被災地支援用としては、まだ受け付けておりません。


>食品寄付をお考えの方(企業)
  企業として送る場合、現地の「今」のニーズに合っていない
  大量の食品が一度に届くことで、混乱が予想されます。
  最新の情報を確認のうえご対応ください。
  2HNでもまずは倉庫内ストックから、今のニーズに合わせた食品を順次発送する予定です。
  必要とされる食品がわかりましたら、こちらでお知らせします。

※なお、2HNの通常活動で必要な食品については、コチラから受け付けております。

2016年4月14日木曜日

パートナー団体訪問記10 - 就業支援事業所・エコール

こんにちは、事務局の森です。
今回は、株式会社エコルソレイユが運営している就労支援事業所・エコールへお伺いして、
代表の井立さんにお話を聞かせていただきました。
(エコール(エコル)はフランス語で「学校」、ソレイユは「太陽」という意味だそうです。)

(事業所・エコールの外観)

エコールは、就労継続支援B型の施設で、昨年開所されたばかりの新しい事業所です。
就労継続支援B型とは、障害者総合支援法に基づく就労継続支援のための施設です。
一般企業への就職が困難な障がいをお持ちの方に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障がい福祉サービスを供与することを目的としています。
(代表の井立さん(右)と作業中の利用者の方(左))


新しくとても綺麗な事務所で、訪問時には首からぶらさげるタイプの名札ケースを作成されていました。
作業中はみなさん黙々と作業をされていましたが、井立さん曰く、いつもはにぎやかで楽しい雰囲気で作業をされているようです。
(真剣に作業をされている利用者のみなさん)

セカンドハーベスト名古屋からの食糧提供は今回が初めてでしたが、今後は日ごろ満足に食事がとれいてないの方へのフォローや土曜日に開催する地域活動支援センター※としての活動で利用予定とのことでした。
※障がい者の方に創作的活動・生産活動の機会を提供することにより、社会との交流を促進し、自立した生活を支援する。
障害者自立支援法に基づいて市町村が行う地域生活支援事業の一つ

地域活動支援センターでは、参加者には調理が苦手な方も多いそうなので、調理も一緒に行っていくことも計画されているようです。

新しい事業も検討中とのこと、今後ますます活動が広がっていくことに期待しています!
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・法人名:株式会社エコルソレイユ
・事業所名:就労支援事業所エコール
・住所:愛知県春日井市八事町二丁目137シャトー鳥居松1階

2016年4月11日月曜日

フードバンクの食品で相談事業がスムーズに!

こんにちは、事務局の山内です。

先日、独立行政法人福祉医療機構から2015年度助成を受け実施した事業、
行政と連携した生活困窮者への食品支援事業」の報告書を発行しました。

行政と連携した生活困窮者への食品支援報告書(PDF形式)

(行政と連携した生活困窮者への食品支援事業報告書 表紙)

この事業における成果は以下の3点です。

1.東海地方の相談窓口、75団体と協定を締結 
  主に生活困窮者自立支援法に則り設置された相談窓口や社会福祉協議会と協定を締結しました。
  (自治体もしくはその地域にある社会福祉協議会と連携した市町村一覧 2015年3月末時点)


2.個人支援件数が5倍に急増
  相談窓口との連携が進んだことにより、個人支援件数が5倍に増加しました。
  事業開始直後は50件/月程度でしたが、直近は250件/月にまで増加しました。
  (食品支援の推移)

3.相談支援に食品支援が組み合わさることで、プラスの効果
  97%のケースにおいて相談支援を行うにあたり、食品支援が「とても効果があった」
  「効果があった」と相談員から回答いただきました(相談窓口職員アンケート調査結果)
  (相談支援における、食品支援の効果)
  
  具体的には
  ・支援対象者との信頼関係が増した。または築きやすくなった。
  ・体力が回復した。
  ・食費を削減することができた。
  ・食べることで落ち着くことができた。等


しかし、課題として以下の点が考えられます。

この事業の重要なポイント

・支援対象者個々の状況に合わせた食品を詰め合わせること

・相談窓口から依頼を受けた当日に食品パックを発送し、翌日に相談窓口へ届けること

を掲げたため、提携相手に実費相当額の負担をお願いしました。
そのため予算措置面で十分な理解が得られず、特に自治体や愛知県内の相談窓口との連携が一部に留まっています。

今後は「東海地方で食のセーフティネットを構築する」という2HNの理念を達成するためにも、
引き続ききめ細かい広報活動を行い更なる連携強化を進めていきます。

事業概要はコチラ

報告書はコチラ