2017年1月16日月曜日

2016年度の実績をまとめた会報誌を発行しました

2016年度の実績をまとめた会報誌を発行しました。


セカンドハーベスト名古屋にどれくらいの食品が寄付され、
どのようにして、必要とする団体や個人へ届けられているのか?がわかる内容です。

お時間のある時に、コチラから是非ご覧ください。

休日の活動(2月)のご案内

定員に達したため申し込みを締め切りました。【1/30追記】

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こんにちは、事務局の山内です。

休日の活動(2月)を以下の日程にて行います。
是非ご参加ください。
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 2月の休日活動
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■日時:2月5日(日)10:00~15:00

■場所:2HN事務所(名古屋市北区柳原3-4-2小菅ビル1F)

■定員:6名

■活動内容:食品の仕分け作業&生活に困っている人へ届ける食品の詰合せづくり

■備考:フードバンクやセカンドハーベスト名古屋の活動説明も一緒に行います。
初めてボランティア活動をする方、フードバンクについて詳しく知りたい方におすすめです。

■タイムスケジュール

10:00 現地集合
10:10 自己紹介
10:30 フードバンクの説明
11:00 午前中の作業
12:00 お昼ご飯
13:00 午後の作業
14:30 質疑応答
15:00 現地解散

興味・関心のある方は、是非ご参加ください。

■お申し込み方法
参加いただける方は
・氏名
・職業
を添えて1月27日までにコチラからメールにてお申し込みください。

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(食品仕分けの様子)

セカンドハーベスト名古屋の活動は、主に月~金曜日の9:00~17:00です。

そのため、ボランティア活動に参加していただいているのは、
定年退職したシニアの男性や子育てが一段落した主婦の方がほとんどです。

とは言え、私たちの団体は常に開かれていて、
どんな方にも参加してほしいと考えています。

そこで、平日は仕事や学校があるため参加できない方々にも
是非セカンドハーベスト名古屋の活動に関わってほしいと考え、
月に1回「休日の活動」を行っています。

この「休日の活動」は、主に平日の活動に参加することができない方を対象に、
実際のフードバンク活動を体験していただき、
2HNを応援してくださる方を増やすことを目的にしています。

しかしならが、現在、2HNの活動のメインが平日であるものの、
平日の活動に参加いただくボランティアを募集していないことから、

「休日の活動」をフードバンク・2HNについて、まず知っていただく機会としています。
(休日しか参加できない方に継続的に2HNの活動に関わっていただく
「関わり方」については、ボランティアの方々と一緒に考えています。)

これまで参加された方からは・・・

「こんなに大量の食品が捨てられているのに驚きました。」

「どんな活動をやっているかは知っていましたが、実際に体験してみると全然違いますね!」

「食品を受け取る人の顔を想像しながら詰め合わせる作業は、とても達成感がありました。」

などのご意見をいただいています。

ほとんどがお一人で参加されていることから、一人でも参加しやすい雰囲気を心がけています。
興味・関心のある方は是非!ご参加ください。

2017年1月4日水曜日

モノを大切にするとは?

こんにちは、事務局の山内です。

今日はフードバンク活動を通じて体験した、心に残った出来事をご紹介します。

先日、ある個人の方から「亡くなった母親が購入していた食品を寄付したい」と申し出を頂きました。
ここでは、その方を仮にAさんとします。

セカンドハーベスト名古屋(2HN)では、
企業・個人の方から食品を寄付いただく際
寄付者に送料をご負担いただき送っていただくか、
直接事務所兼倉庫へ持ち込んでいただいています。

そこで、その旨を伝えると土曜日に持ち込みたいと返事がありました。
しかし、土曜日は2HN事務所が開いていません。

そのため、他の方法を探るため数回メールのやり取りをすると、
以下の状況がわかりました。

・Aさんの母親は1ヵ月前に亡くなった。
・Aさんは普段東京に住んでいるが、遺品整理のため月1回程名古屋の母親の家に来る。
・整理するなかで母親が買いためていた食品(ダンボール3箱分)が出てきた。
・最初はレンタカーを借りて2HNの事務所へ持って行こうとしていた。
(個人情報保護のため詳細な状況はかえてあります。)

メールのやり取りから伝わってきたのは、
Aさんが「何としてもフードバンクへ食品を寄付したいと考えている」ことでした。

しかし、その時はなぜそこまでしてフードバンクへ寄付したいのかわかりませんでした。


その後、熱い想いにこたえ土曜日に私が車で引き取りに行くことになりました。
数日後の土曜日。Aさんの家に着き、食品を車に積み込み終わってから、
こんな話をしました。
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私「今日は食品を寄付いただき、ありがとうございました。

Aさん「・・・いえ、こちらこそ、わざわざ引き取りに来ていただき、ありがとうございます。

私「ちなみに、どうしてフードバンクに寄付しようと思われたのですか?
(この人は、なぜ何としてもフードバンクへ寄付しようとしていたのだろうか...?)

Aさん「ええ、もったいないと言いますか、母が買ったものを捨てるのはしのびなく…
かと言って私が食べるのは母を思い出してしまい、つらくて…


それなら誰か喜んでもらえる人に食べてもらえれば、亡くなった母も喜ぶと思いまして。
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その言葉を聞いて、私はやっと理解できました。
そうか、この人は母親の持ち物を大切にしたかったのだ。

Aさんにとって、母親が買った食べ物をそのまま捨ててしまうのは、粗末に扱うことになる。
だからこそ、Aさんは食べ物がもつ本来の役割、「お腹をみたす」
この役割を母が買った食品達に果たしきってもらうため、フードバンクへ寄付したかったのだと。

つまり、「モノを大切にするとは、モノがもつ本来の役割を果たしきること」なのだと感じました。

普段の活動で「まさかこの食品はこんな些細な理由で捨てられるとは!?」
という驚くような場面に遭遇します。

しかし、情けないことに、しばらくすると慣れてしまっていました。
そんな中で「もったいない」という言葉の意味を深く実感させてもらえた貴重な出来事でした。


最後に、2HNでは企業・個人から食品の寄付を受け付けています。

もし皆さんのまわりで、本来の役割を果たしきれそうにない食べ物がありましたら、
以下へお送りいただくか、直接事務所へお持ち込みください。
その際は事前にコチラからご連絡ください。
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462-0845名古屋市北区柳原3-4-2小菅ビル1F
セカンドハーベスト名古屋
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寄付いただいた食品は、自治体や社会福祉協議会の相談と連携して、
生活に困っている方へお届けします。
皆様のご支援よろしくお願い致します。